私が初心者で歩き遍路をチャレンジして無事四国一周できたときの装備について公開していこうと思います
四国に上陸して途中から買ったものもありますが、各自必要と思うものが都度あれば現地で購入していくことがいいと思います
私の場合、歩き遍路で巡りましたが、野宿はせず、すべて遍路宿・民宿等に宿泊する前提の持ち物となります
持ち物・装備一覧
以上が丸裸の状態から準備したときのすべての持ち物でした
また、それぞれについて以下どういった用途に使っていたかを解説していこうと思います
入れ物
ザック(45L)
持ち物・装備品を入れるためのメインの入れ物です。大は小を兼ねるということで大きな入れ物を準備しました
ザックカバー
雨が降ってきてもザックの中身が濡れないようにするために持っていた方がいいです。また、ザックが雨に濡れて重くなることを軽減します。
ただし背中とザックの間は濡れやすかったです
カラビナ
ザックの肩掛け部分につけておけばそこに買い物袋やお接待でいただいたものをぶら下げることができます
ウェストポーチ
財布や納め札、お賽銭など頻繁に取り出すものを入れるものとして利用しました。ズタ袋の代わりのような使い方をしました。(納経帳は入らなかったですが、、、ザックの方に入れていました)
衣類
Tシャツ2枚
1枚は着て、もう1枚は予備です。宿に泊まったたびに入れ替えて洗って匂わないようにしていました
ズボン1枚
ズボンは1枚で汚れたと思ったときに洗って翌日半乾きでも履いていました。また、虫や植物から身を守るために長ズボンにしておきましょう
下着パンツ2枚
Tシャツとおなじですね。1枚は着ていて、もう1枚は予備でした
くつ下2組(他の方のアドバイスを聞くと、蒸れるのを防止するのに5本指の方がいいそうです)
こちらもTシャツと同じく1組は着ていて、もう1組は予備でした
タオル1枚
汗拭き用兼、手を拭くためのタオルです
ひざのサポーター
お遍路はずっと歩き続けます。そのため、足を痛めないように途中からドラッグストアで買い足しました
レインコート(ゴアテックス仕様・上下セパレートタイプ)
雨が降ってきても歩き続けるために必要です。雨に濡れると一気に体力を持って行かれるのでそれを防ぐために必要です
くつ1組(足がむくんでも大丈夫なように普段より1~2cm大きめのがいいとのこと)
運動靴を靴屋さんに見繕ってもらえばOKです。山道を歩いたりしますが、登山靴までのものは準備しなくて、運動靴で事足りました
お遍路の格好のために準備
白衣
修行の格好です。コスプレしている感じで少し高揚します。また、他の人たちにお遍路さんだと認識してもらいやすくなります
すげ笠(ビニール雨よけ付き)
これも修行の格好です。しかし雨に濡れるとすぐへたれて壊れやすくなるのでビニールの雨よけも一緒につけてた方がいいです。
ただ、これをかぶるよりかはトレッキング用の帽子をかぶってた方が快適に歩けるだろうなと思います。次もし歩くときがあればトレッキング用帽子でいこうと思っています
輪袈裟
調べたら袈裟の簡易版みたいなものだそうです。お手洗いとお食事の時は外すのがマナーとのことなので注意しましょう
金剛杖
弘法大師の化身という扱いとなり、もって歩くことで一緒に遍路を回っているという同行二人の意味にそくしていますね。
また、橋の下では弘法大師が眠っていてそれを興さないようにということで橋の上を通るときは杖をついてはいけないという風習があります。
ずっと杖を歩いていると、杖の先がめくれかえってきますが、これは花が咲いたといって縁起がいいので切り取らない方がいいと教わりました
札所でおつとめをするときに必要
経本
般若心経を唱えるときに覚えていないので使っていました
納経帳
おつとめをした後御朱印をしてもらいます。書いてもらうための本ですね
線香
本堂と大師堂に参拝するときに立てるところがあるのでそこでお線香を立てましょう
ろうそく
線香と同じく本堂と大師堂に参拝するときにろうそくを立てましょう
数珠
おつとめをするときに持ってやりましょう。冠婚葬祭用で持っているもので私は代用しました
おすがた入れ
納経帳に納経をお願いしたときに一緒にもらいます。名刺より少し多きいサイズです。なければビニール袋なので代用してもいいと思います
お賽銭
現地でお賽銭をお店で買い物して準備しようとしてもお店がないときなどがあるので、あらかじめ準備しておいた方がいらぬ心配なくおつとめができます
金額は私は当時はお金がなかったので1円でした
納め札
お遍路さんの名刺のようなものです(初心者は白色)。他のお遍路さんと出会って少し親しくなったら納め札を交換しましょう
遍路中お接待を頂いたときはお返しに納め札をお渡しします。また、おつとめをするときに本堂と大師堂に納めていきましょう
ライター
線香とろうそくに火をつけるためです
足のたこ治療に必要
カッター
消毒した後、タコができたときタコを裂いて水抜きします
ぬい針(糸もあれば良し)
消毒した後、タコの水抜きするために、指します。さらに通したところに糸も通しておけばそこから水が垂れていくので、また、タコができるのを防ぎます
旅の記録に必要
ノート
旅の記録を書き連ねていきます。わたしは日付・天気・歩いた歩数・距離・参拝したお寺・泊まった宿・出会った方と話したこと・もらった納め札・使った金額・レシートの貼り付け・していただいたお接待・特別あった思い出等記録していきました
ボールペン
上記のことを書くためにひつようです。また、納め札を書くときに必要です
スティックのり
レシートや領収証などを貼り付けるときに使いました
衛生用品
ウェットティッシュ(アルコールタイプ)
ご飯を食べる前や手が汚れたときにささっと綺麗にするのに便利です。というより私にとっては必須です
爪切り
何週間も旅をすることになるのでマイ爪切りを持参して切りましょう。宿で借りれることもありますが、他の人が使った爪切りは使いたくないのでマイ爪切りを持っていました
歯ブラシ
朝と夜の歯磨きは健康を保って歩くのに、また、口臭マナーのために必須です
歯磨き粉
歯磨き粉でお口の中を清潔に!
糸ようじ
歯に挟まった食べかすもこれで除去!
ティッシュ
鼻水がでてもティッシュがあれば安心ですね。流せるティッシュであれば万が一催しても準備万端です
絆創膏
タコが収まったらつけてました。また、けがをしたときにつけるとヒリヒリが押さえられます。持っていると安心です
消毒薬
こちらもタコ治療の時や、けがをしたときに使ってその後絆創膏をつけてました。けがは現代でも侮れないのでちゃんと消毒して清潔にしてすぐ直しましょう
マスク
宿で寝るときに埃っぽいと喉をやられるので、空気が悪そうな場所だと使っていました。今の時期はコロナがあるので必須ですね
シャンプー
宿に置いてある場合や、置いてあるけど有料の場合、販売もされていないし置いてない場合、と、それぞれあるので、マイシャンプーを持って置いた方が無難でしょう
洗顔剤
こちらはほぼほぼ宿にはないと考えておいた方がいいです。洗顔剤がほしい方は持っておきましょう
あかすり
あかすりで体を洗う習慣のある方は持っておきましょう
シェーバー
髭剃りに必要です。清潔感を出すためにも髭は剃ることをオススメします。また、他の人が使ったのを使用するのは絶対避けましょう。刃に他の人の血がついていてそれを使用して血を経由してかかる病気になるのを防ぐためです
シェーバークリーム
カミソリ負けを防ぐためですね
ムヒ
自然の中を歩くので虫に刺されたときに!
耳栓
泊まった宿のお隣の部屋の音が気になる場合に安眠できるように準備しておいたら多少はマシになるかと!
洗濯ばさみ4個くらい
宿で洗った衣類を部屋干しするときにあると超便利です
電気機器
ケータイ・スマホ
宿の予約をするのに必須です。また、宿を予約するときは遅くとも宿泊する前日のお昼のうちに連絡を入れておきましょう。場合によっては前日に予約してもご当地のイベント等ですでに予約がいっぱいの場合があります
私は何度か予約がいっぱいの時がありましたが、なんとか空いている宿を探し当てて泊まることができました
充電器
ケータイ・スマホは毎日充電して、万が一、遭難しても救助を呼べるようにしておきましょう
たこ足配線
コンセントが1個しかなく、備え付けのテレビ等で埋まっている場合があるので、たこ足配線を持っておいたら、家電を使用しつつ充電機器も使えます。絶対持っておいた方がいいです
ヘッドライト(+電池)
次の宿までの距離を見誤って、日没後も歩かないといけなくなったとき、これがないと暗くて歩くことができないです。暗闇で移動ができなくなります。また、トンネルなどを歩くときにドライバーに存在を知らせる役割として絶対に必要です
必ず持っておきましょう
デジカメ
楽しい旅の記録にどうぞ。スマホでもとれますが、バッテリー消費を抑えるためにもバッテリー残量を気にせずデジカメで撮っていきましょう
デジカメ充電器
デジカメの電池を充電するためですね
貴重品
財布
以下のものを入れていました。旅に必要なものだけを入れています
現金
もしかしたら今はキャッシュレスが進んでいるかもしれませんが、現金しか取り扱えない場所が多いので現金を持ち歩きましょう。ただ、大金を持ち歩くと恐喝されたとき損失が大きいのでほどほどに
ゆうちょキャッシュカード
お金が足りなくなったら郵便局へ行ってお金をおろしましょう。ゆうちょなら郵便局やコンビニ等でおろせるので、使い勝手が一番いいと思います
保険証
途中病院にお世話になる場合がありました。そんなときのために持っておきましょう
運転免許証
身分証が必要になるときにこれさえあれば問題ないですね。不要な荷物を送るときにつかったかな? ネカフェで一晩すごそうと思ったら身分証が必要ですよね。ホテルとかに泊まるときも必要なのかな?
SUGOCA
Suicaでもかまいません。私は徳島にいたときに関西へ渡って友達のところまで行って高野山に行くことがあったので持っていました
ポンタカード
ローソンを使ったときにポイントがたまるので持っていました
Tカード
四国でコンビニを使いたいけどファミマしかなかった時があったのでそのときに作りました。ポイントためましょう
腕時計
時間を把握するのに持っていました
その他
ビニール袋
買い物をしたときの入れ物や、ゴミが出たときのゴミ袋、持ち物を雨に濡れないように保護するなど、持っていたら何かと便利です
1L以上の飲料水(500ml×2個)
炎天下の中、飲み物がなくなると熱中症で倒れてしまいます。また、炎天下でなくても歩いて汗をかいていくので水分は必須です
必ず持っておきましょう。残りの飲み水が少なくなってくると水がなくなることへのプレッシャーが半端ないです。また、水を買いたくても
買える場所がないという場面は非常に起こりやすいです。私は水を結構飲む体質でして、手持ちの水が1L以下にならないようにしていました
メガネ
私が目が悪いのでかけています。ただ、太陽の光から目を保護するという点でサングラスか、だてメガネもいいかもしれません
地図(イエローブック)(できればまともな地図も持った方がいいかも)
お寺と遍路宿が記載されている本になります。これを見て宿を予約していました。ただ、持つなら最新版の本を持った方がいいです
何でかというと、古い本だとすでに営業をしていないお宿さんの電話番号も載っています。そして、次の宿の目星をつけていてもすでに営業してなくて泊まれる宿が実はなかったという場合に陥ってしまう可能性があるからです
ただし、最新版でももしかしたらすでに営業してない宿もあるかもしれないので早めに確認しておきましょう
方位磁石
道があっているか不安になったとき、地図と照らし合わせて自分がどの方向に歩いているか確認するためです
今はスマホがあればグーグルマップで解決かな?
通夜堂・善根宿の情報紙
遍路をしている最中に置いてあるところがあったのでゲットしました。しかしイエローブックで宿を予約していたので使うことはなかったです
笛
山で転落滑落したとき、自分の居場所をわかりやすくするためです
準備したけど不用・使わなかったもの
虫除けスプレー
自然の中歩くから必要かと思いましたが、そんなひどく虫に囲まれることはなかったです
モバイルバッテリー
予備として一応持っていましたが、毎日宿で充電していたので使うことはなかったです
靴べら
ひもを緩めて履けばいいのでいりません。宿にもだいたい靴べら置いてくれてました
ラジオ
一人で歩くので孤独を紛らわすために持っていましたが、景色とか楽しんだり、道を確認したりしていたら聞くことはほぼほぼなかったです。高知の室戸らへんで一度使ったくらいかな?
くつの下敷き
新品のくつだったので、足がくつに合わなかったら使おうと思っていましたがなじむのも早くて不要でした
ヒートテックのインナー
冬になる前だったので必要かなとおもって準備していましたが、寒くなる前に四国一周できたので不要でした。必要となれば買うというスタンスでいいかと思います
最後に
以上私が一度お遍路をしてみて、必要だったもの、不要だったものについて紹介しました
私にとっては必要なものでも人によっては不要なものであったり、一方で私にとっては不要だけど人によっては必要なものであったりすると思います。そこは都度必要なものを準備して臨んでいただければ幸いに存じます
乱筆乱文失礼しました。
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